判断力を鈍らせないように

油断は命とり、という言葉は誰もが実感していることです。一瞬の油断が、今後の人生を左右するような失敗を招くことがあるのは、車の運転に関してもそう言えます。車の運転は、私達が思っている以上に同時にいろいろな事を判断しなければなりません。前だけ見ているのではなく、周囲の状況もよく把握しなければなりません。それに、後方の注意も怠ってはいけません。そういった本来は同時に行っているべきことが、ある時ふと忘れてしまうことがあります。

本来は左右を確認しなければならないところで確認を行わなかったり、後方を確認しなかったり、信号が青だと勘違いしてしまっていたり、他のことに気を取られていたり…そういった油断は、非常に危険であり重大な交通事故を引き起こす可能性があるということを、過去の事例も示しています。そして私達も、それを将来自分の身に降りかかることによって経験したくはないでしょう。

車の運転、そしてそれによって引き起こされる交通事故により、重大な後遺障害を負ってしまう可能性があるということを考えれば、今以上に車の運転ということに関して真剣みを持って取り組まなければならないこと、そしてそれが最終的には多くの人の命を救うことになるということを実感できます。

症状が重ければ重いほど

具体的にどのような症状において、等級が認定されるのか、という点はその等級の基準によって異なります。基本的に、等級認定が大きければ大きいほど、症状が重いものとみなされます。

症状の大きさによって、『要介護』状態であるか、そうでないか、という点も基準の一つとなるでしょう。介護が必要な状態となっているということは、仕事はおろか、生活自体も自力で行うのが難しいかもしれません。それに対して、いわゆる『むちうち』も後遺障害として認定されます。むちうちは全ての場合において等級認定されるわけではありませんが、症状が重ければ認定となるでしょう。

後遺障害は、私達の生活そのものに大きな影響を及ぼすものですから、当然ですが私達はそういった状態に自分たちがなりたくない、と思っているでしょう。しかし、それだけではなく私達の危険な運転によって、誰かほかの人をそのような状態にさせてしまう可能性がある、という点も考えなければなりません。

私達は無意識のうちに、自分たちの運転をより危険なものとしてしまっている可能性があります。ですから、自分たちの運転が本当に安全な運転であるかどうかということも含めていつも意識している必要があるでしょう。

後遺障害の等級とは

交通事故の影響で、相手がどの程度の後遺障害を負ったか、また自分がどの程度の後遺障害を負っているのか、という点は、『等級』によって分類されます。医者の判断等が必要になりますが、この等級を得るということで初めて、賠償に関係する後遺障害が第三者によって認められたことになります。

逆に言えば等級が認められないとその分を賠償金として請求することができません。賠償金に関しての話ですが、多くの方が「慰謝料」と混同してしまっているかもしれませんが、この慰謝料も、大まかに括れば賠償金に含まれます。その他、車の修理代、治療費、入院費、仕事ができなくなったことによる賠償費(逸失利益)などがそこに含まれます。後遺障害は、その症状が「固定」した時点で適用されます。最初の症状から、悪化した場合でも認められる、ということです。

等級は、特定の審査機構に審査してもらうことになりますが、ここで大切になるのが、『事前認定』という仕組みです。これは、後遺障害の症状等に関して、相手方(加害者側)が加入している保険会社が申請して行うものです。この時、より厳正な等級認定がされるようにするため、あらかじめ弁護士などに相談しておくと良いでしょう。

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過信は事故と後遺障害に繋がる?

ある人は自分について必要以上の自信を持っています。もちろん、自信を持ちながら生活するということはとても大切ですが、その自信が危険な方向に向く可能性もあります。例えば、車の運転に関しては特にそう言えるでしょう。あくまで、車の運転に自信を持つことが悪いということではなく、自信を「持ちすぎた」運転、いわば自分の技術を過信した運転をしているならば、交通事故のリスクが高まる、と言えます。

もし交通事故を引き起したら、自分自身が怪我をしたり、他人に怪我を負わせたりしてしまう可能性があります。車の修理が必要になったとか、そういった問題では済まされないことだってあります。私達は自分たちの引き起こした事故に関して責任を取る必要がありますから、それは私達自身だけでなく巻き込んだ当事者にも適用されます。相手の車の修理費の補償、怪我の治療費なども私達が負う必要があるでしょう。

では、もし相手が『それ以上』の被害を受けてしまっていたら、どうなるでしょうか。「それ以上の被害」を、ここでは『後遺障害』として取り上げます。一時の怪我であれば、治療するだけで完治します。しかし交通事故が引き起こす後遺障害は、その症状が今後も続いていくものとなります。いわば、今後の生活に何らかの悪影響を及ぼすような症状が残ってしまう、ということです。これには様々な症状が当てはまりますが、この後遺障害に関しても、賠償に含められることがあります。